このお住まいは敷地の広さが37坪、間口が7mと狭く、奥行の長い土地に建築されています。また、建物の面積制限が一番厳しい、第一種低層住居専用地域に該当しているため、限られた空間のなかでプランニングされています。

お施主様より「1階に和室のある4LDKにして欲しい」とのご要望もあり、和室を確保。リビングと一体になっている他、玄関ホールからの出入りもできます。

リビングにはオープン階段を設けるようにしました。オープン階段にした理由は、見栄えもありますが、まずは、圧迫感を解消するため、そして、暗くなりがちな建物の中心部分に光を取り込むため採用しています。

手すりは、白を基調とした室内のイメージに合わせたオーダーの白いアイアン製です。

上部は吹き抜けになっており、南側と西側に設けてFIX窓(明かり取りの窓)より光を取り入れます。

キッチンは対面式タイプです。食器を置いたりできるようカウンターを少し広くしています。

延床面積は、29坪台と決して広くはありませんが、階段下のスペースに家具を配置したり、トイレや洗面所の壁面に収納棚を設けるなど空間を有効活用することで、快適な生活環境となっています。

また、面積制限を逆手に設けた 奥行 約1.8m、幅 約5.4mの広々としたバルコニーは、庭を設けることができなかった分 テラスやガーデンスペースとしても使えます。

さらに、バルコニー下のスペースも利用しウッドデッキを設け、1階でも洗濯物を干せるようにしています。
白いアイアン手すりの
オープン階段の家
【建築概要】
建築場所:愛媛県松山市
構造・階数:木造2階建て
延床面積:98.95m2
用途:住宅
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